中小企業庁「100億宣言」に参画しました ― 2045年、売上高100億円へ
株式会社則種海産(本社:和歌山県有田郡湯浅町、代表取締役社長:則岡 生晋)は、中小企業庁および独立行政法人中小企業基盤整備機構が推進する「100億宣言」に参画し、2045年の売上高100億円達成を目指すことを宣言いたしました。
「100億宣言」とは
「100億宣言」は、中小企業庁と中小企業基盤整備機構が2025年に開始した、成長志向の中小企業を後押しするプロジェクトです。中小企業が「売上高100億円」という野心的な目標を掲げ、その実現に向けた取組を対外的に宣言する制度で、宣言した企業は「100億企業成長ポータル」に掲載されます。
制度の背景には、中小企業の「稼ぐ力」を高めることが、良質な雇用の創出や地域内での仕入れを通じて、地域経済全体の活性化につながるという考え方があります。宣言企業は、公式ロゴマークの使用や経営者ネットワークへの参加が可能となるほか、「中小企業成長加速化補助金」の申請要件を満たすことになります。
なお、宣言できるのは売上高10億円以上100億円未満の中小企業とされています。

私たちが掲げる目標
当社は創業から100年余りにわたり、イワシやしらすの加工を手がけ、全国の市場へお届けしてまいりました。今回の宣言では、2045年の売上高100億円に向けて、次の2軸で事業を展開します。
1. 改良型新製品の国内外への販売 製造ライン1機あたり約12億円の売上増を見込み、今後数年間で複数ラインの導入を計画しています。
2. 店舗展開による新規顧客の獲得 毎年1店舗ずつ飲食・直売店舗を出店し、2045年までに15店舗へ拡大します。
直面する課題
一方で、事業環境には次のような課題があります。
漁獲量の減少 資源管理・資源保護の必要性が長期的に増すなかで、原料の確保は年々困難になりつつあります。
賞味期限の短さによる流通制約 しらすのように鮮度が命の商材は、国内外への安定供給が難しく、販路拡大の壁となっています。
目標達成に向けた具体的な取組
商品力の強化と多角展開
- レトルト加工と自動化の導入:しらすなどの加工品を安定生産し、小容量・高単価商品の展開によって資源不足にも対応。販路を国内外へ拡大します。工場では再生エネルギーや井戸水を活用し、環境負荷とコストの削減を進めます。
- 佃煮加工ラインの整備:原料を余すことなく有効活用した新商品で、品目を拡充します。
- 飲食店・直売所の出店:新たな顧客層にアプローチするとともに、自社配送と漁業参入により、原料調達から販売までの一貫体制を構築。収益の多角化と安定化を図ります。
実施体制
- 全国からの原料調達体制の構築:従来は衛生面で使用が難しかった他産地の委託原料についても、衛生管理と加工技術の強化により活用が可能となりました。原料の安定確保と品質向上を同時に実現します。
- 部門ごとのリーダー体制の整備:製造・加工・仕入れ・配送・飲食・ECなど各チームにリーダーを配置し、連携を強化。業務の円滑な遂行と全体最適を図ります。
代表メッセージ ― 伝統を力に、未来を創る
則種海産は、創業から100年余りにわたり、イワシやしらすの加工を手がけ、全国の市場へとお届けしてまいりました。私たちは、「伝統を未来へつなぐ」という思いのもと、限りある海の資源を大切にし、無駄なく活かすことで、地域社会としらす業界の発展に貢献していきたいと考えています。そしてこの想いを、次の世代へとしっかりと引き継ぎ、持続可能な未来を築いてまいります。
代表取締役社長 則岡 生晋



